赤ちゃんが泣きやむ5つのコツ
我が家に赤ちゃんが来てから1ヶ月が経とうとしている。
赤ちゃんの仕事といえば泣くこと。
声高らかに泣く姿は、元気だよーというアピールではあるのだが、泣き声をずっと聞いていると親の心は落ち着かない。
お腹がすいたよ~
おむつの中が気持ちわるいよ~
そんな時は授乳やミルク、オムツ交換で満足してくれるのだが……
それ以外の原因で泣くこともしばしば。
寒いのかな? かゆいのかな? 遊んで欲しいのかな?
おしゃべりできないから、ハッキリとした理由はわからないけれど、
様々なあやしかたに挑戦して、効果的だった5つを今回はまとめてみた。
話しかける
ぎゃあ~~~と泣いている時でも、「○○君(赤ちゃんの名前)」「おちついて~」と何度か声を掛けると、ハッとすることがある。ポイントは優しい口調で、相手の聴覚に訴えかけるようにすると良い感じ。我に戻ったところで、「天気がいいね」「今日は寒いね」など、短文で話しかけ続けると、赤ちゃんがこちらに目線を向けて、興味を持ってくれる様子がある。言葉はわからないのだろうけど、話し手の雰囲気はわかってくれるみたい。話し手が焦ったり、怒ったりしているときは効果が薄いのは実証済み。なお、しっかりと抱えて、声の振動が赤ちゃんに伝わる方が、反応が良い感じ。
スクワット
頭と身体をしっかり支えて、抱っこしている人がスクワットをすると、面白いぐらい泣き止む。普通は横揺れが多いので、新鮮な動きだから、楽しんでくれてるのかな? 身体の筋トレにもなって一石二鳥。ただし、首が座ってない時期には、頸部の支えだけしっかりとするのを忘れずに。
ロングトーンみたいな声
ロングトーンというのは一定の音を長く伸ばすこと。「あ~~~」と合唱の発声練習みたいに声を出し続けると、音に興味を持って泣き止んでくれる。そこに声をビブラートさせるみたいに震えさせると、なお良い反応をみせてくれる。あんまり大きな声でなくても、細く長く息を吐きながら声を乗せる程度で効果が見られる。実際に歌を聴かせてあげるのも効果がみられるけれど、大きな声で歌えない場合はロングトーンを活用している。
背骨の形を意識した抱っこ
大人になると背骨の形は、頚椎、胸椎、腰椎、仙椎までS字型にカーブを描くようになる。でも実は赤ちゃんのうちはC字型のカーブのままだったりする。背骨の形を意識して、脊骨がC字型になるような姿勢(大人が膝を抱えて座るポーズに近い)に抱き直してみると気分が変わってくれることがある。
身体のマッサージ
どうやら身体に触れられていると安心するらしい。ぐすぐすしているぐらいならば、全身を優しく撫でてあげると、手足をばたつかせて喜びの踊り? みたいな動きをしてくれることがある。ぎゃ~~~っと泣いているときだと、ほとんど効果がみられない。
おわりに
色々と試してみた結果、特に効果が実感できて多用している5つを乗せてみた。もしも、我が家ではこんな方法が良かったよ! とかあればコメントで教えていただければ参考にさせてもらいたいと思います。
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第15話「冬生まれのあなたに用意したもの」
今日は嫁視点の内容となっています。
出産前にどんなものを用意したっけ?
これは必要だったね。
あんまり使わなかったね。
そんな振り返りの参考のために書いてくれました。
用意したもの
<衣類>
買った:短肌着×6、コンビ肌着×6、おくるみ、コンビドレス(秋冬素材)×6、コンビドレス(冬素材)×1、退院用&お宮参り用ベビードレス(秋冬素材)×1×1、赤ちゃん用衣類洗剤
もらった:コンビドレス(秋冬素材)×1、ベスト×1、帽子×3、
<寝具>
買った:新生児対応布団、かけ布団とカバー、防水シーツ、フリースブランケット(毛布の代わり)、スリーパー(着る毛布)
もらった:メリー
借りた:ベビーベッド
<お風呂>
買った:てぬぐい×2、体温計、赤ちゃん用爪切り(はさみタイプ)、赤ちゃん用綿棒、泡立てネット
もらった(サンプル品含む):バスタオル×3、バスチェア、ベビーせっけん、保湿剤
借りた:衣装ケース(ベビーバスの代わり)
<おでかけ>
買った:AB型ベビーカー、抱っこひも(ボバキャリア4G。新生児から使えるもの)
Wガーゼの布・ファスナーテープ・スナップ(抱っこひものよだれカバー作成用)
もらった:おむつポーチ
借りた:チャイルドシート
<その他>
買った:粉ミルク300g、フロアマット、育児書×3、、防災用ミネラルウォーター12リットル
もらった:哺乳瓶3本、哺乳瓶消毒セット(電子レンジ対応)、搾乳器、握ったり振ったりすると音の鳴るおもちゃ×3
借りた:おむつ用ゴミ箱、加湿器、授乳用クッション、ラック
嫁日記(出産前のとある日のあれこれ)
妊娠7~9ヶ月の時に購入。
お腹が大きくなりはじめ、あるいは、なってからの買い物は、妊婦ひとりでは難しいと実感。
商品を選ぶために、かがんだり、立ったり、レジまで運んだり、が、重労働……。
普段なら造作無いことなのに。
すぐ息が切れるし、お腹張って動けなくなるし、めまいはするし、バランス取りにくいし。
おまけに、小規模のお店だと、ショッピングカートが設置されていないこともあるので、布団などの大物を買うのは無謀この上ない。
旦那さんが付き合ってくれたこと、感謝。
トータル¥36000-くらい。
借り物もあるとはいえ、安すぎない?
と感じると思いますが、抱っこひも¥10000-(2019年の新柄が出てしばらくした時期、楽天スーパーセールで過去柄が半額だった)、西松屋のベビーカー¥1500-(ジモティー利用)、ファミリアの未使用ベビー服2着¥800-(フリマアプリ利用)などが理由。
衣服は、1日に着る2着+洗いかえ用2着+予備2着で計算。
ミルクの吐き戻しで、たくさん着替えると聞くので。
予定日年末の赤子が、1ヶ月検診などで外出することを考え、6着に加えて、1着だけフリース素材のコンビドレスを用意。上着代わりにする予定。
帽子が多いのは、赤子祖母のマイブームが当時、帽子作りだったから。かぶるのを嫌がる子もいると聞くけれど、かぶってくれるといいなぁ。
抱っこひもは、6ヶ月の時に、一度実店舗へ見に行った。
試着したものの、お腹を締めつけないように装着したため、ホールド感はよく分からず…。
旦那さんについてきてもらえばよかったなぁ。
というわけで、使用感よりもキャッチコピー重視。
付属品を使うことで、ある程度成長してからも、赤子の骨格に優しい姿勢をキープできるという触れ込みが決め手。
最近、エルゴの表示を消費者庁が指摘した件があるので、少し心配ですが……。
粉ミルクは産院でサンプルを大量にくれるケースもあるよう。
ただ、ヨス家の分娩予定の病院(母乳育児推進)では貰えないので、少しだけ買いました。
里帰り予定の実家が木造で寒いため、防寒対策はやや厚め?
この中から、使わなかったものがいくつか出てくるのでしょう……。
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第14話「我が子の観察日記①」
我が子をジ~っと毎日観察していると、ちょっとずつ変化してくるのが面白い。我が子の誕生から、気づきをノートに箇条書きでメモメモしているので、今日はそれをざっくりまとめてみようかな。
観察日記(2020年1月1日~1月7日まで)
いい飲みっぷり!
授乳時の口の使い方。
最初は乳首を探すのに戸惑ったり、吸い方がわからなくて・上手く吸えなくて泣いていたなあ。
でもでも口の使い方が徐々に上手になり、
乳首を探し当てるとパクッと口に含めるようになってきた。
かな~り、飲める量が増えてきたね。
物足りないよう! と泣いて訴えてくる。
そんな時は粉ミルクでちょっと補っている。
飲み込む時も、ゴクンっといい音で飲むことが時々あったり。
いい飲みっぷりだねえ!
食べた分だけしっかり出そうね!
最初は1日1回しか出なかった排便。
看護師さんにも便秘気味かなって言われたね……。
綿棒とオイルで排便しやすくしてもらってたねえ。
だけどいっぱい母乳を飲むようになって、
今では1日数回の快便となってきている。
お腹もスッキリして、僕も一安心。
たくさん栄養を取って、たくさん排泄するんだよ~
最高のほっぺ
誕生直後はどこかシワシワでおさるさんっぽい? 感じだった。
それがちょっとずつ顔に丸みが帯びてきて、ほっぺたがプクプクに。
触ると気持ちええわあ。
ずっとプニプニしてたいわあ。
一生飽きないわあ。
そんな風に触ってたら泣かれてしもうた。
ごめんごめん。もうちょっと節度をもって触るようにするからね。
見つめ合うと素直におしゃべりできない
抱っこしながら話しかけると、
時々目線をじ~っと向けてくれることも。
そんなに見つめられたら照れちゃうなあ。
窓の近くにいくと外を見つめることも。
まだあんまり眼は見えてないと思うけど、
明るいとかはわかっているんだよね、きっと。
外出してもいいよ~ってお医者さんに言われたら、
一緒に散歩に行って、もっと色々と見てみようね!
僕は君のことを観察しているけど、なんだか君からもしっかり見られているみたいだね。少しずつお世話を覚えていくから、これからもよろしくねっ!
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第13話「5感に着目した赤ちゃんとの関わり方」
生まれたばかりの赤ちゃんに対して、僕に何ができるのか?
無知とまではいかないが、なんとなくこうじゃないの? という知識しか僕にはなかった。
そうなればすることは一つしかない。
育児知識を得るために本を読む。
そしてちゃんとヨス家の状況に合わせて取り入れていく。
たった一歩、されど一歩。
そんな積み重ねが、親子を少しずつ成長させてくれる。
子を育てたいという思いで、まさしく親として育てられている瞬間なのだろう。
何冊か育児書を読ませてもらったが、その中から僕が気になったポイントを記載。そこから、僕に何ができるのか考えていってみようと思う。
参考にした育児書の内容が詳しく知りたい方は、実際に目を通してみることをオススメする。
好奇心が全てのスタート
女の子は人と関わるのが好きで、人との関わりから学びを得る。
男の子は興味のあることについて行動し、学びを得る。
0歳の時に様々なことを感じとる感度を高めると、より物事に興味を持つようになる。
具体的には5感を刺激すると良い。
<参考:男の子の一生を決める0歳から6歳までの育て方より>
脳の発達には5感が重要
5感とは触覚、聴覚、嗅覚、味覚、視覚のことである。
日々を生きる僕らは意図せずとも5感を活用して、様々な情報として脳へ送っているのだ。
脳に送られた情報から刺激を受けて、人は様々な反応をして学習を繰り返していく。
ただ、生まれたばかりの赤ちゃんは、初めは身動きも取れないわけで、そのままでは刺激を得られにくいことになる。
この時期にどれだけ刺激を得られたかが、その後に大きく関わってくるようだ。
まさに「三つ子の魂百まで」というわけである。
5感への刺激。
それを両親がどうフォローしていくのか?
その視点から考えると、僕にどんなことが出来るのか見えてきた。
5感へ関われること
成長段階としては聴覚⇒触覚⇒視覚⇒嗅覚⇒味覚のようである(調べているの若干違う書き方をしているものもあったが)。成長順に沿って、ヨス家において実践できそうなことを書いてみた。
聴覚刺激
優しい言葉がけをする(言葉の理解は難しくとも、口調で雰囲気を感じ取れる)
シンプルな歌を唄ってあげる。
音楽を流す。(ゆったりと心地よくなるような)
音の鳴るおもちゃで遊ぶ。
触覚刺激
スキンシップを心掛ける(抱っこする、抱きしめる)
優しく手を動かす、足を動かす(触れる程度でも刺激になる)
適度な温度の差を感じてもらう(暑すぎない寒すぎないように注意)
視覚刺激
色彩豊かな道具を用意する(色はハッキリしている方がわかりやすいとのこと)
おもちゃを目の前で動かす(6ヶ月ぐらいまでは見えにくい)
絵本を見せる
外出することで明暗を感じてもらう
嗅覚刺激
散歩して自然の中で様々な匂いを感じてもらう
抱っこする中で両親の匂いに触れてもらう
ご飯の匂いを感じてもらう
味覚刺激
なるべく添加物のない自然に近いものを味わってもらう
ハグは両親も幸せにしてくれる?
ちなみに5感で僕が特に着目したのは触覚刺激のスキンシップだ。
日本人はあんまり得意ではないとされるハグであるが、ストレス解消の手段としては医学的にも証明されているようだ。大切な相手を抱きしめて、人の温もりに30秒間触れるだけで様々なホルモンが分泌され、多幸感を得られたりリラックス出来るのである。愛しい赤ちゃんを抱きしめれば、赤ちゃんも嬉しいし、親も気持ちがほんわかするわけだ。
今回も色々なことを考える良いきっかけとなった。
少しずつ僕に出来ることを増やして、一歩ずつ親になっていこうと思う。
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これより下は目的に対しての、僕がやりたいと考えている内容をまとめたものです。目的管理のために記載してあります。
目的
夫婦でちゃんと赤ちゃんに向き合って、楽しい家庭を築きたい
(上記は赤ちゃんが来るにあたって、嫁と相談して立てた目的)
問題点
-
赤ちゃんの不規則な睡眠パターンにより夫婦の睡眠リズムが不安定
-
嫁の睡眠不足に伴う疲労蓄積、精神の乱れ
-
0歳児との関わり方を具体的にどうするか曖昧
問題点に対する考察
睡眠について<問題点1,2>(参照:「眠りのメカニズム」)
導き出された行動目標
-
生物時計を意識した生活を心掛ける(問題点1対策)
-
赤ちゃんの世話の獲得(問題点2対策)
-
嫁の仮眠時間を設ける(問題点2対策)
-
5感を意識して関わっていく(問題点3対策)
第12話「眠りのメカニズム」
なんで赤ちゃんはグッスリと眠れないの?
眠りホルモンと呼ばれるメラトニン。
これは眠りを誘うホルモンで、夜など暗くなると分泌され、朝日を浴びると分泌がストップする。僕らの睡眠にメラトニンは欠かせない存在だ。
でも、このメラトニン……
実は赤ちゃんが自ら作れるようになるには、3ヶ月ぐらいは必要なのだ。
つまり赤ちゃんは、夜だからメラトニンがドバーっと出て「眠りたいよう…」とはならないのである。
一度寝たとしても、メラトニンの補助がないので、続けて眠ることが難しい場面も多々あるようだ。
赤ちゃんが寝れるようにするには
夜の授乳
赤ちゃんはメラトニンを作れない。
でも赤ちゃんにメラトニンを届ける方法はあるようだ。
それはズヴァリ! 夜間の母乳である。
夜間の母乳にはメラトニンがたっぷり含まれている。母乳を飲ませてあげることで、睡眠ホルモンを赤ちゃんへお届けできるのだ。
24時間のリズムを意識する
人には生物時計というものがある。
生物時計とは、生物がもともと備えている時間を測定する仕組みのことだ。生物の睡眠や行動の周期に影響を及ぼす。
光を浴びると目が覚めて、暗いところで過ごす眠気を感じる。
明暗のコントロールによって、24時間のリズムを刻むことができる。これは新生児にも存在している。ただし最初はうまくリズムを刻めない。
赤ちゃんの生物時計をきちんと機能させるために、光のコントロールをしてあげるのが必要だ。
僕が出来ること
目的に対して、問題点を明確化、そこから僕が出来ることを導き出す。
目的
夫婦でちゃんと赤ちゃんに向き合って、楽しい家庭を築きたい
(上記は赤ちゃんが来るにあたって、嫁と相談して立てた目的)
問題点
- 赤ちゃんの不規則な睡眠パターンにより夫婦の睡眠リズムが不安定
- 嫁の睡眠不足に伴う疲労蓄積、精神の乱れ
問題点に対する考察
- 「赤ちゃんの不規則な睡眠パターンにより夫婦の睡眠リズムが不安定」に対して
赤ちゃんの睡眠パターンが少しでも整ってくると、睡眠リズムも安定してくる。明暗コントロールを意識した生活をしていくことで、生物時計を少しでも機能してくれれば。
- 「嫁の睡眠不足に伴う疲労蓄積、精神の乱れ」に対して
夜の授乳時間はメラトニンのこともあるので必要。
夜間常時、「僕に任せて寝ていて良いよ」というのは難しい。
そうなると夜間以外の時間帯で嫁が眠れる時間帯を設けることで夜間の睡眠不足が少しでも解消できればと考える。
僕に任せてもらうには、赤ちゃんの世話(オムツ交換、沐浴、抱っこであやす等)を僕一人でも行えるようになることが求められる。
そして嫁に「仮眠とっても大丈夫」と睡眠を促す。
導き出された行動目標
- 生物時計を意識した生活を心掛ける(問題点1対策)
- 赤ちゃんの世話の獲得(問題点2対策)
- 嫁の仮眠時間を設ける(問題点2対策)
おわりに
睡眠について考えることで、僕が今できることが見えてきた。あとは実際にやってみて、どうなるか? 目標立てたら見直しが必要なので、結果をどこかでレポートできればと思います。
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第11話「新しい命」
今回は人生でもっとも長く感じた1日ーー2020年1月1日までの出来ごとです。
2019年12月31日の朝早くに嫁がうーん?と声をあげたのが長い1日の始まりだった。
最初は寝言かなと思ったけど、そんな暢気な気分は一瞬で消し飛ぶ。
嫁「破水した…かもしれない」
寝ぼけ眼の僕はしばらく頭が追い付かなかったが、一気に覚醒することになる。
この時点で陣痛は10分おきに、あるかどうかというぐらい。真っ先にしたのは病院への電話と、朝御飯を食べることだった。
嫁が腹へったと言うんだもの。
腹が減っては戦ができぬとは言うけれども。
余裕あるんだか、ないんだか。
今年最後の日だけど、僕は仕事があった。だけれども、「職場の方は私たちがどうにかするので、お嫁さんについてあげてください!」と部下たちからの温かいお言葉に感謝しかなかった。仕事の出切る部下たちに感謝しかなかった。
車で病院へと嫁を連れていく。お腹いたい波が寄せては引いていく。10分おきぐらいに痛みがくるのが5分へ。
僕もなんだかお腹と背中あたりが痛い…。ヨスのは陣痛違う、昨日の筋肉トレの後遺症や!
そんな感じで、まあまあテンパっていたようで…。妊婦さんを乗せて運転するときは、冷静さを欠くようだ。もしもそんな機会があなたにもおとずれたとしたら、本当に気を付けて運転して欲しい。
どうにか病院へとたどり着いたが嫁は痛みで歩けそうもない。車イスで移動することになる。
病院も妊婦さんの年末の駆け込みが多いようで、陣痛室もなかなかに混んでいるようだった。なんにせよ、病院についたのだから一安心。ここから入院して、病院で陣痛との戦いかあ。
そんな風に思っていたのだが
看護師「まだ長そうなので、一度おうちに戻ってください」
一瞬耳を疑ったが、聞き間違いではなかった。
なんとまだ破水ではなかったようで、さらに時間が掛かりそうなので、おうち待機になることに。
そう言われれば仕方がないので、ヒヤヒヤしながらまた運転をして、帰りましたとも。
そこから5分おきくらいに嫁に襲いかかる陣痛。
とりあえず、陣痛がきたら仙骨あたりから身体の中心へと押すと良いという本の記載に従って実行する。あとは腰のマッサージを試みてみる。
嫁は感謝してくれるが、痛み具合からするに効果はいまいちのようだった。なんとも無力な僕である。
最終的には6時間近く我が家で待機することに。17時になって病院連絡すると、来てもらいたいが、また自宅に戻ってもらう可能性もある言われた。やはり年末だから、緊急性が高い人の見極めが厳しいかなあ。
もっとも、嫁は破水こそしてないけど痛みで限界な感じ。そのまま順調に入院できたよ。
そこから僕が出来たことは、
暖めた布で腰をあっためる
テニスボールで腰を押す。
飲み物を適宜飲んでもらう。
痛みで段々と呼吸が浅くなるので、深い呼吸を思い出してもらう。
陣痛モニターをみて、痛みが強くなるタイミング、弱くなるタイミングを嫁に教えてあげる。
特に呼吸が大切みたい。子宮口が10cmに開いて、赤ちゃんが出口の方にゆっくり降りてくるまで、痛みを上手く逃がさないといけないようだ。力んでしまうと子宮口が開くのを阻害してしまう。だからこそ、
痛みがあるときに息を細く長く吐く。手を握らないよう、開いた方がよいらしい。
でも痛いと力んでしまうのは、やってしまうこと。この矛盾を乗りきるのは実に大変そうだった。そばにいる僕も彼女の痛そうな様子に、息を止めてしまうことが何度もあった。その時に陣痛モニターから痛みがくるよーというのは、少し心構えが出切るようで嫁としてはありがたいとのことだった。
やがて今度は力んで良いことになる。
陣痛タイミングに息を吸って、今度は息を止めて赤ちゃんを外へ出すために力を入れる。少ししたら息を吐いて、すぐに吸って、また息を止めて力む。一度目よりも長く力を入れ続ける。可能ならばもう一度同じことを繰り返す。そしたら今度はクールタイムで深呼吸をする。
徐々に強くなってくる痛みと戦い続ける嫁。
少しずつ顔を出し始める我が子。
やがてその瞬間はやってきた。
我が子との対面。
だけど泣き声がとぎれとぎれ…。ちょっとうまく呼吸ができなくて、チューブで異物を吸ってもらうことに。数分のことだけど、こちらは永遠にも近いドキドキだった。
心が動く瞬間は理屈じゃないのだなあ。
嫁に頑張ったねと声を掛けようとして、
でも口を開けば涙が流れてきそうになる。
生まれてきた子供は健康そのもの。
僕らのところに来てくれてありがとう。
これからよろしくね❗
ここ数日で色々とありましたが、無事に赤ちゃんと対面できました。またこれから少しずつ悩みとか独り言、気づきみたいのをあげていきたいと考えています。購読してくれる皆様、これからもよろしくお願いいたします❗
第10話「アイから始まるメッセージ」
我が家で実際にやってみたシリーズ。
本日は夫婦でのコミュニケーションにまつわる話。
夫婦仲の良い家を目指す我が家では、お互いがこんなものを導入してみようと、提案することがある。実際に導入している方法で効果のあった1つを紹介しようと思う。
ずばり夫婦のコミュニケーションでは「アイ」が大事である!
あー、はいはい、愛だよねえ。
夫婦愛があればなんでも乗り切れるよねえ。
という話ではない。
英語で「私」を示す「I」にまつわる話。
Iメッセージというものについてだ。
我が家は怒鳴りあいの喧嘩が今のところない夫婦だ。
だけど、言いたいことを我慢しているわけでもない。
むしろ何か気になることがあれば、口に出して話し合う。
だけれど話し合いというのは、ちょっと間違えるとこじれてしまって相手を傷つけてしまうこともある。
その危険性をグッと下げてくれるのがIメッセージだ。
Iメッセージとyouメッセージ
Iメッセージは「私」が主語となった伝達方法。
Youメッセージは「あなた」が主語となった伝達方法。
Iメッセージは「私」の気持ちを言葉にする。
Youメッセージは「あなた」がした言動に対する評価。
たとえば、夫婦間で相方が料理をしてくれたとする。
そこで相手に対して一言、
「(あなたは)料理の手際がいいね」「(あなたは)盛りつけが上手だね」というのは、Youメッセージ。
対して「料理の手際がいいね、(私は)さすがだなあって思ってるよ」「盛りつけが上手だね、(私は)見習いたいなあって思ってるよ」というのがIメッセージ。
IメッセージとYouメッセージのどちらが万能という話ではない。ただ、会話をする上でこじれやすいのがYouメッセージである。
なぜならYouメッセージは相手の言動に対する評価を「私」がしているため、相手がそう感じてない場合は逆効果になるのだ。
「料理の手際がいいね」
⇒相手が「今日の調理はスムーズだった」と感じていれば嬉しい。
⇒相手が「今日の調理は手際が悪かった」と感じていれば「そんなことないよ」と否定される。
一方でIメッセージは「私」の気持ちなので、相手の否定が入る隙間はない。
「料理の手際がいいね、さすがだなあって思ってるよ」
さすがと思っている私の気持ちを、そんなの変だろ? と相手が否定するのは出来ない。
だって私の気持ちは、私だけのものだから。
我が家では夫婦ともにIメッセージの原理を理解し、最近では大事な話以外の日常会話でも、しれっとIメッセージよりのやりとりが飛び交っている。
「私は、○○と感じる」を利用して
実際に使ってみると「私」の気持ちを添えるこの伝え方は、やりとりが非常に柔らかくなる。
とある事に対して「私は○○と感じるよ」「~したらいいんじゃないかなって思うけど」に近い雰囲気で話を振られると、押し付けがましくないのだ。「ああ、そんなふうに思ってるのか」と受け入れられやすい。それに対して「私はこう思う」という雰囲気で返答すると、さらに相手がまた自分の思いを返してくれる。
山なりのキャッチボールが永遠と繰り返されていく。
そのやりとりは、なかなかに心地よくて時間泥棒にあってしまう。
夫婦になると、ついつい日頃の会話でも相手に遠慮がなくなって、強く出てしまわないだろうか?
そんな時はちょっと落ち着いて欲しい。
そして「私」はこう思うんだ、と話しかけてみると相手との会話も柔らかいものになるかもしれない。
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