ヨス家の子育て物語

~子を育て、子に育てられ、親になってゆく~

第12話「眠りのメカニズム」

 

 

 今日は赤ちゃんの睡眠について学んでみようと思う。
 
 誕生直後は母子共に、夜にうまく眠られないようだ。それはうちの嫁も同じだった。かわいい我が子だけど、夜は定期的に泣いてしまう。その度に起きて、母乳をあげたり、あやしたり……
 疲れた顔をしている嫁。
 眠れないとしっかり頭が休まらない。
 睡眠を取れないと、何をするにしても余裕がなくなってきてしまう。余裕がない状態で泣かれると、母親もさらにまいってしまう……
 眠れないスパイラルの出来上がりだ。
 この問題に対して、夫はどう立ち向かうべきだろうか?
 
 そもそも赤ちゃんが、眠れないのはどうしてなのか?
 理由を学ぶことで何が出来るのかがみえてくる。
 
 問題点を明確化、僕が今とるべき行動を整理していこうと思う。
 

 

なんで赤ちゃんはグッスリと眠れないの?

 

 眠りホルモンと呼ばれるメラトニン

 これは眠りを誘うホルモンで、夜など暗くなると分泌され、朝日を浴びると分泌がストップする。僕らの睡眠にメラトニンは欠かせない存在だ。

 

 でも、このメラトニン……

 実は赤ちゃんが自ら作れるようになるには、3ヶ月ぐらいは必要なのだ。

 

 つまり赤ちゃんは、夜だからメラトニンがドバーっと出て「眠りたいよう…」とはならないのである。

 一度寝たとしても、メラトニンの補助がないので、続けて眠ることが難しい場面も多々あるようだ。

 

 

 

 

赤ちゃんが寝れるようにするには

 

夜の授乳

 

 赤ちゃんはメラトニンを作れない。

 でも赤ちゃんにメラトニンを届ける方法はあるようだ。

 それはズヴァリ! 夜間の母乳である。

 夜間の母乳にはメラトニンがたっぷり含まれている。母乳を飲ませてあげることで、睡眠ホルモンを赤ちゃんへお届けできるのだ。

 

 

 

24時間のリズムを意識する

 

 人には生物時計というものがある。

 生物時計とは、生物がもともと備えている時間を測定する仕組みのことだ。生物の睡眠や行動の周期に影響を及ぼす。

 光を浴びると目が覚めて、暗いところで過ごす眠気を感じる。

 明暗のコントロールによって、24時間のリズムを刻むことができる。これは新生児にも存在している。ただし最初はうまくリズムを刻めない。

 赤ちゃんの生物時計をきちんと機能させるために、光のコントロールをしてあげるのが必要だ。

 

 

 

 

僕が出来ること

 

 

目的に対して、問題点を明確化、そこから僕が出来ることを導き出す。

目的

 夫婦でちゃんと赤ちゃんに向き合って、楽しい家庭を築きたい

(上記は赤ちゃんが来るにあたって、嫁と相談して立てた目的)

 

 

 

問題点

  1. 赤ちゃんの不規則な睡眠パターンにより夫婦の睡眠リズムが不安定
  2. 嫁の睡眠不足に伴う疲労蓄積、精神の乱れ

 

 

 

問題点に対する考察

 

  • 「赤ちゃんの不規則な睡眠パターンにより夫婦の睡眠リズムが不安定」に対して

 赤ちゃんの睡眠パターンが少しでも整ってくると、睡眠リズムも安定してくる。明暗コントロールを意識した生活をしていくことで、生物時計を少しでも機能してくれれば。

 

  • 「嫁の睡眠不足に伴う疲労蓄積、精神の乱れ」に対して

 夜の授乳時間はメラトニンのこともあるので必要。

 夜間常時、「僕に任せて寝ていて良いよ」というのは難しい。

 そうなると夜間以外の時間帯で嫁が眠れる時間帯を設けることで夜間の睡眠不足が少しでも解消できればと考える。

 僕に任せてもらうには、赤ちゃんの世話(オムツ交換、沐浴、抱っこであやす等)を僕一人でも行えるようになることが求められる。

 

 そして嫁に「仮眠とっても大丈夫」と睡眠を促す。

 

 

 

導き出された行動目標

  •  生物時計を意識した生活を心掛ける(問題点1対策)
  • 赤ちゃんの世話の獲得(問題点2対策)
  • 嫁の仮眠時間を設ける(問題点2対策)

 

 

 

 

 おわりに 

 

 睡眠について考えることで、僕が今できることが見えてきた。あとは実際にやってみて、どうなるか? 目標立てたら見直しが必要なので、結果をどこかでレポートできればと思います。

 

 

 

 

 

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