ヨス家の子育て物語

~子を育て、子に育てられ、親になってゆく~

子育て物語・プロローグ

僕がこんな風にブログを書く日がくるとは……

 

というのも夫婦揃ってネットでの他人との繋がりを、まっっったく経験してこなかったのである。ツイッターフェイスブックも、インスタグラムも……、名前ぐらいは知ってるよ!というレベル。

それぞれ何が違うのか? 名前ぐらいかな?

うーむ、それぞれのSNSを愛用してる方々から、怒られても仕方ない無知っぷりといえよう。

 

 

そもそもネットでの他人との繋がりを、夫婦共々怖がっていたような気もする。

テレビでしばしば耳にする炎上とか、叩かれるとか。それにまつわるニュースを見るたびに「ネットって怖いねえ」と、どちらかがポツリと呟くのが我が家の日常だった。

 

しかし、どんなことにでも転換期はあるらしい。

 

ブログを書く切っ掛け……

それは赤ん坊だった。

 

もう少しでヨス家に新たな命がやってくるのだ。

 

 

 

ここで1つだけ言っておこう。

ヒャッホーーウ! 子が生まれるから、うちの可愛い子を世間に広めよう!

というそんな綺麗な理由でブログを始めたわけではない。

 

妊娠してから今に至るまでの妻を見ていて、僕が一番感じたこと。

それは徐々に「奥さん」から「母親」になっていく姿だった。

少しずつ大きくなっていくお腹。

つわりで気持ち悪くなってしまう大変さ。

それでも事あるごとに愛おしそうに自分のお腹を撫でる妻。

24時間、新しい命をお腹に感じることで、母親としての準備が整っていくのだろう。

 

もちろん僕も新しい命が宿ったことは嬉しかった。

だけれども、自分の血を引く子供がやがて生まれてくる実感が湧かなかった。

なんというか現実が追いついてこないのだ。

そして妻の成長するお腹と共に、不安が大きくなっていく。

まだ見ぬ我が子の面倒を、僕は上手にみれるのだろうか?

情けないことに僕の心は父親になる準備がまったく進まなかったのである。

いつしか膨れ上がりすぎた不安で、

 

父親として子を愛せなかったらどうしよう?

とまで考えるようになった。

 

だけれども、ちょっとしたきっかけで世界は変わってくれた。

仕事が偶然にも休みで、妊婦検診に同行出来たときのこと。

僕は目を奪われた。

ドックン! ドックン!

エコーで初めて見た。

ボクは生きてるんだよ! と強く訴えてきた。

鼓動が聞こえそうなほど、動いている赤ん坊の心臓。

僕は何かでぶん殴られたような衝撃を感じた。

不思議なことに、不安が少し遠のいてくれた。

 

 

それからは時間が合う限りで妊婦検診に同行させてもらった。妻のお腹を触らさせてもらう機会を増やした。子育ての本を読んでみたり、赤ん坊に必要な洋服や物を一緒買いに行ったりもした。

 

気づけば不安はとても小さくなり、赤ん坊のことを考えると少しワクワクする僕もいるのだった。

 

ただ、生まれてくればまた不安なことも出てくるかもしれない。

起きたことに対して考えような受身な姿勢では、いけないのかもしれない。

赤ん坊の成長を悩みながらも楽しめないだろうか?

そのために何かしらの目的があれば……。

そんな時にふと思いついたのがブログだったのである。

 

起きたことを日記にして振り返れるようにしていたり。

ブログにあげる写真を撮るように心掛けることで、思い出を増やすきっかけにしたり。

今日は赤ん坊のことでこんなことがあったね。ブログにあげてみる?とコミュニケーションを取る手段にしてみたり。

 

 

少しでも楽しいヨス家を目指してやっていけたらなあ。

そんな思いを込めて、ちょっとずつ日記を書いていけたらと思います。

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