ヨス家の子育て物語

~子を育て、子に育てられ、親になってゆく~

第6話「思いよ、君に届け」



 一生懸命に大事な話してるのに、どうして伝わらないのかなあ……

 

 誰にでも一度はある経験じゃないだろうか。

 

 夫婦間で話しても、自分の思いが伝わらなくてイライラしちゃう。

 

 そこから夫婦喧嘩に発展! そんな風にならないために

 

 今日はなんでうまく伝わらないのか考えてみた。

 

 

 

 

 イメージをイラストにしてみよう

 

 

 ちょっと簡単なテストをしてみよう。

 

 読んでくれている人は、時間があれば是非やってみて欲しい。

 

 必要なものは紙とペンと、僕の話に付き合ってくれる優しい心である。

 

 準備はいいかな? 

 

 それでは紙に「お月様」「車」「道路」「山」をイメージして描いてみよう。

 

 絵が苦手という人もシンプルで構わない。

 

 ちなみにしばらく下へいくと、僕が描いたものがあるので、描く前は見ないで欲しい。

 

 時間は1分間。それではスタート!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はいっ、終了!

 

 そしたら僕の描いた絵と見比べて欲しい。

 

 

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左:ヨス画伯   右:嫁画伯

 おそらく、完璧に同じ配置になったという人はいないはずだ。

 

 もしも一緒なら、相当の奇跡であろう。

 

 ちなみに嫁にも同じ条件で描いてもらった。

 

 見比べるとわかるように、こんなにも簡単な条件で同じように描いても完成図は変わってしまうのである。

 これは僕らがイメージするときは、自分の記憶に繋げて想像してしまうからだろう。

 

 コミュニケーションは言葉のやりとりだ。

 月という単語一つでも、相手がイメージするものは大きく異なってくる。

 会話には言葉がたくさん登場するわけで、言葉だけでイメージを共有することは難しい。

 

 

 

 

 イメージ×感情=無限大の思い

 

 「お月様」「車」「道路」「山」という景色を共有するだけなら、それほど難しいことではない。だって世の中には写真という便利なものがあるから。

 

 だけれども人間には感情という、目には映らないものがある。

 時々、「君の気持ちがわかるよ」と言う場面があるが、わかるやつはエスパーかなんかだろうか?

 

 育った環境や体験によって、イメージは全く変わってくる。

 そこに双方の喜怒哀楽が備わるからややこしい。

 

 そりゃ100%理解してもらうなんて不可能だと断言しよう。

 

 

 

 

 相手を知り、己を知ること

 

 ただ、夫婦というのは共にいる時間がとれるはずだ。

 確かに育った環境や体験によってイメージは変わるかもしれない。

 でも夫婦としいられる時間で、共有した体験をしたり、

 日々日常の些細なことからも相手を知ろうとすることで、

 互いがもつイメージを近づけることは出来るだろう。

 

 

 相手の考えを学びながら、阿吽の呼吸をとれる夫婦を目指したいものである。

 

 

 

 

 

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