ヨス家の子育て物語

~子を育て、子に育てられ、親になってゆく~

第7話「百の説教より、一つの行動」

親の背を見て育つ

 

まあ実際は背中だけじゃないのかもしれない。

 

タテヨコ斜め、360度から観察されてるかもしれない。

 

子供はわからないだろう

 

そう思っていると痛い目をみるのではないか

 

 

 

 

子供のことを考えるとき、

 

僕にも子供時代があったことを思い出す。

 

口ではあれこれ言ってくるけれど

 

実際の行動が伴っていないと、

 

???と感じていたりしたものだ

 

 

たとえば

 

身近な大人が

 

「弱い者には優しくしなさい」

 

とよく言っていた。

 

 

その影響なのか僕は妹と弟と

 

取っ組み合いの喧嘩をしたことはない。

 

ここまでなら、良い話だなあで終わるのだろうが……。

 

 

 

しかし、それを言った張本人は子犬を足蹴にするという

 

暴挙に出ていたのである。

 

これにはビックリだ。

 

それ以降は、その大人の言うことを

 

素直に聞けない僕が居るのだった。

 

言ってることとやっていることが真逆な時。

 

子供にとってどれほどの混乱を呼び、信用を失うことか……

 

 

 

一方で、僕の親は挨拶を大切にしている人だ。

 

そして僕も大人になって、挨拶を大切さを実感するようになった。

 

挨拶がコミュニケーションの切っ掛けになることもあり、

 

職場での挨拶は丁寧にするようにしている。

 

ただ、僕は親から小煩く「挨拶しろしろ」と、

 

言われた記憶はあんまりない。

 

 

それでも挨拶を大事にする気持ちが根付いているのは、

 

いつもにこやかに挨拶をする親の背中を見てきたからであろう。

 

百の説教より、一つの行動。

 

子供に教えたいことがあるときは

 

親が率先して行動で示す。

 

そういうことが必要なのかもしれない。

 

 

 

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